=愛が生む笑顔=

主人公の名前はアラタです/415-422

「ねぇ、もっとふれんどりぃに話せないもんかなぁ?」
突如、ネミッサがメアリに言った。
「ふれんどりぃ…ですか…?」
「そう、ふれんどりぃに!なんていうか、ふつうにわらって、たのしんで、そう、あたしみたいにさ?」
「お前は軽すぎるだろう…」
「アラタは黙ってなさい!」
「あの、ヒトミ様、どうしたら貴女のように成れるのですか?」
メアリがたずねる。
「え?…どうしたらって…そりゃあ、普通に面白いことが会ったら笑えばいいのよ。」
「面白い…楽しい…とは、どんなことを指すのですか…?」
「え?」
ネミッサは考え込む
「うーん……あたしが楽しいことって言ったら…………かな?」
「……ですか?それはどのようなことなのですか?」
「え?……を知らないの?そうねぇ…じゃあさ、教えてあげるよ、きっと楽しいし、気持ちいいのよね〜」
「気持ち良い…のですか…?」
メアリがわけのわからない表情で言う。
「うーん、実際試すほうが早いわ。あのね、今日業魔殿(ここ)にとまるから、夜中になったら302号室に来なさいよ。」
メアリは頷いた。

メアリは足を偲ばせ、そっとネミッサに言われた部屋に訪れる。
「ネミッサ様…」
小声でノックし、呼ぶ。
「あ、メアリ?いいわよ、入ってきて。」
メアリはゆっくりとノブを回す。
部屋の中には、バスタオルに身をつつんだネミッサと、ベッドの上に横たわるアラタがいる。
「きたわねメアリ♪」
「はい…あの、それで………とは一体何なのですか?」
「……はね、アラタの協力が必要なのよ☆」
「アラタ様の…?」
ネミッサは軽い足取りでアラタのそばに座った。
アラタは寝息を立てている。
「…ネミッサ様…、アラタ様はどうなさったのですか…?」
「ちょっと寝てるだけよ♪」
ネミッサはいきなり、アラタのズボンのチャックをジィッと開いた。
「…?」
メアリはわけのわからないといった顔をする。
「こいつ結構大きいよ〜」
ネミッサは楽しそうに、開いたチャックからアラタの逸物を取り出した。
「あの…ネミッサ様?」
ネミッサはメアリのほうを見ずに、良いから見てなさいよ。と、諭す。
「フフ…」
ネミッサは舌を出すと、柔らかいままの逸物に舌先を当てた。

「ッ…」
メアリは少し目を見開く。
「フフ…ちゅ…あむ…」
ネミッサは顔を紅潮させて、逸物を口に含む。
「あの、ネミッサ様…なんだか大きくなってませんか…?」
メアリが声を出す。
そう、ネミッサの口内粘膜に刺激されたアラタの逸物は既に強固に勃起している。
「フフ…」
「あの、これが………なのですか?」
「まだまだこれからよ…」
ネミッサは顔を上げた。
「メアリ、やってみる?」
「え…」
メアリは顔を紅潮させた。
「これを…咥えるのですか?」
メアリは戸惑い、躊躇う。
「笑いたいんじゃないの…?」
「………」
メアリは舌を突き出し、そっとそれを舐めた。
異様な味と匂いが、メアリの鼻を刺激した。
「ネミッサさま…なんだか…嫌です…変な感じです…」
「いいから続けなって。」
「…はい…」
メアリは肉棒を口に含みだす。
「むぁ…うっ…ん…」
と、メアリは口の中に何かを感じた。
「…何か…出てます…」
「あ、じゃあそろそろね。」
ネミッサはバスタオルを脱ぎ去った。

「ネミッサさま………?」
メアリは目を少し見開く。
「フフ…丁度…我慢出来なくなってたわ…」
メアリは恍惚に近い表情をしている。
股間をまさぐる手は、今始められたものじゃない。どうやらずっとしていたようだ。
「ネミッサ様…どうなさいました?」
「いい?メアリ…これが……セックスって物よ…」
ネミッサはアラタの上にまたがった。
逸物が濡れた秘所に入り込む。
「!?…ネミッサ様、アラタ様が起きてしまいます。」
「大丈夫よ…あっ……クスリで…眠らせてあるもの…うふっ…」
ネミッサはそのまま身体を上下に揺さぶった。
「ぅ………………ひ、ヒトミ…!?」
「あれ?目ぇさめちゃった?薬足りなかったかなあ…」
「なにやって…うわ…」
ネミッサはアラタを無視して身体を揺さぶる。
「あふ…気持ちいい…」
「ネミッサさ…」
メアリはネミッサの顔を見た。
笑っている。
あたたかく、ただ欲望に狂っているだけじゃない、愛のある快楽の表情。
なぜ、ネミッサがその表情を出来るのか、判った。
愛がある。ネミッサには、永久に続くような愛がある。
アラタへの愛が。
「………私も……アラタ様が…好きです…」
メアリが唐突に言った。


「…フフ…いったわね…メアリ。」
ネミッサがアラタの上から降りる。
「メアリ…濡れてるでしょ?」
股間を見ると、じっとりとしめっている感じがする。
「…私は…」
真っ赤になるメアリ。
「…アラタ、後ろから突いてあげなさいよ。」
「ぅ…」
薬の作用なのか、アラタは異様に欲情している。
メアリのメイド服を剥ぎ取ると、四つん這いにして腰を突き出した。
濡れた秘所に、めりめりと肉棒が進入する。
「ああああああああっ!!」
メアリが声を上げた。
痛みから来る叫び声も、すぐに快楽の喘ぎ声に変わる。
「アラタ様…っ、わ、私を…愛してください…そうすれば……私もネミッサ様と同じように…」
アラタが一気に腰を突き上げた―――…

―…笑えるかもしれないから…―

「あああ――――――――――――…ッ」


翌日。

「あ、メーアリッ☆」
ネミッサとアラタがこちらに来る。
「ッ…」
一瞬で真っ赤になるメアリ。
「あ、あの…その…」
「安心しなよメアリ。」
ネミッサが耳打ちする。
「こいつ昨日の事は覚えてないから。クスリの効果でね。」
ネミッサが笑う。
メアリは呆然となった。
「それより…私はやはり…笑うことはできませんでした…」
「…大丈夫よ…あんた、アラタのこと好きなんでしょ?好きな人の前で笑えれば…立派な乙女よ。」
ポンと背中を叩く。
「それよりさ、あんた、ヴィクトルに頼んで今日あけてもらいなさい。あたし達今日は休むからさ、アラタの奴とデートでも行ってきなよ。」
「デート…ですか?」
メアリは赤くなった。
「ちがうって、ちょっといいチケットがあるから、一緒に行かないかと思っただけだ。」
アラタが赤くなって弁解する。
「…とにかく…来てくれるか…?メアリ。」
アラタが言う。

―私は大丈夫だ…この人の前でなら…愛する人の前でなら、造魔ではない、人間の女性でいられる…―

「…はい…。」
メアリは微笑んだ。
この上なく暖かい、恋する少女の微笑だった。


     完

…お目汚ししてしまってすみません(号泣
えろ小説書きのはしくれでございます。
しかし…全然エロシーンに迫力ないですな(汗
こんなSSで喜んでもらえたら幸いです。
では、また何かの機会に書かせていただきます。


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