千晶・勇&祐子

cial=ciel◆dsooor0KLs/894-897

第二章


まさかバレちゃうなんてね。しかも厄介な…ううん、とびきり美味しそうなヤツに。

「橘さん、新田君…何をしてるの…?」
高尾祐子―とりあえず『良い先生』として生徒にチヤホヤされてるだけの無能な女。清純ぶってるけど何を考えてるかわかったものじゃないわ。
そんな『先生』は無表情に、目を見開いて私たちの様子を見つめていた。
勇は勇で顔を真っ青にして震えてる。
大好きな先生に、こんなみっともない姿を見られたら、本当に居ても立ってもいられないわよね?
でも私にとってはそれすらも面白く、滑稽に感じられる。もっと上手く遊んであげる。もっともっと屈辱的に支配してあげる。
「見ての通りですよ?先生だってわかるでしょ」
私はニッコリと先生に笑いかけた。
先生は「で、でも、そんな、だって…」と混乱しうろたえている。
そんなのだから無能な女だっていうのよ。
ちやほやされてるっていうのも『ナメられてる』の間違いかもしれないわね。
「新田君…」
先生が勇の方を不安そうに見つめる。
「先生、俺…」
助けを求めるような視線の勇。きっとコイツは全部話してしまうかもしれない。だけどそれでもいい。次の手は打ってあるから。

「いや、なんでもないです…俺なら大丈夫ですから…」
何だ…話さないのか、と拍子抜けしながら私はクスクスと笑みを漏らした。
「先生も一緒にしましょうよ?そうすれば私たちが何をしていたかすぐに判りますよ」
先生に詰め寄り、無防備な両手首を掴む。そしてそのまま私は先生を勢いよく床に押し倒した。
「たっ、橘さん…何を…きゃぁっ!!」
先生をねじ伏せる事くらい今の私には簡単だった。この身体になってから、腕力も男性並になったのかもしれない。
「や、やめ…」
「橘さん、離して…離しなさい!」
先生の悲鳴に、勇の声がかき消されたような気がするけど、気に留めることなく、先生のズボンのベルトでその手を縛り、着ている物を手際よく脱がせた。

「……やっ、ダメ…お願い、服を返して」
泣きそうな声。さっきまで先生ヅラしていたくせにこんな情けない声を出すなんて、お笑いだわ。
「返す気があったら初めからこんな事しませんよ」
産まれたままの姿となった先生の脚を開かせて、困惑した表情の勇に見せつけてやる。
先生が顔を羞恥の色に染める。自分の教え子にこんな事されるなんて考えたこともなかったでしょうね。私はそんな事を思いながら、先生の胸の飾りにキスをした。
「ひぁ、ぁふっ…」
そのまま、嬲るように身体中を撫でていく。先生は声を出すまいと必死に耐えようとしているが、それでも我慢できないのかしきりに甘い悲鳴を漏らしていた。
「あれ、先生…もうこんなになってますよ?私にされるの、気持ちいいですか?」
そう言葉にしながら、またちらりと勇の方を見る。
目を背けるようにしていた勇だったけど、身体は正直に反応を示しているようだ。
どこまでも彼を堕としてやりたい―この気持ちはもはや止まる事はなかった。
「ねぇ、勇…先生のこと、抱きたくない?」
「……………!?」
勇も先生も、目を見開いて私を見ている。
「こんなチャンス、滅多にないわよ?」

「そんな、俺には…」
歯切れの悪い返事。身体は明らかに反応しているのに、飽くまでも純情で優しい男の子でいるつもりの勇に私は微かな苛立ちと興奮にも似た感情を感じた。

「仕方ないわね、あんたがやらないなら私一人でやるわ。さっきあんたにしたような事を先生にもしてあげる」
勇が肩をビクっとさせる。私は先生の顔をじっと見つめ、浣腸薬を手にとった。
「やっ、やぁぁ…お願い。助けて、新田君、橘さん…」
先生は哀願するように首を振った。そんな風にしても無駄なのは判るでしょうに。
そしてその時、虚ろな瞳で勇が先生のすぐ側に近寄り、おもむろに彼女の両脚を割った。
「先生、ごめん…ごめんなさいっ…」
涙を溢しながら、勇が先生の中へと今にも破裂してしまいそうな劣情の証をひと思いに沈めていった。
「いっ、いやぁ、あぁぁぁぁぁぁっ!!」
先生が細身の裸身を退けぞらせ、断末魔にも似た悲鳴をあげる。

そうよ、そうこなくっちゃ。

私はその瞬間、確実に先生を道連れに彼を深淵へと突き落とした。

「っ、やぁ…やめて、痛いっ、ダメっ…」
先生が苦痛に顔を歪める。勇は自我のない機械のように、夢中で腰を動かし続ける。
淫らとしか言い表せない湿った水音を奏でる接合部分からは、わずかな血と二人の体液が混じったものがとめどなく滴り落ちていた。
私は自分のモノが力を持ち始めたのを感じながら、飢えた猛獣のように先生を貪る勇と、なすがままにされつつある先生をニヤニヤ笑いながら眺めていた。

「せっ、せんせ…ぇ…うっ、うぁぁっ…」
「あ、ぃ、いやぁぁぁっ…嫌ぁぁぁ…っ」
不意に勇が先生の上に崩れ落ちる。悲鳴をあげた後、脱力した先生に私は近寄り顔を覗き込んだ。
「二人とも気持ち良かった?」
二人は乱れた呼吸を繰り返す以外、何の返答もしない。「つれないわね」と私は笑いながら、昂ぶったままのソレを取り出した。
「先生、こんなモノもあるんですよ?」
そう言って先生の眼の前に差し出す。
「たちばな…さん?」
「女の私にどうしてこんなモノが、って思ったでしょ?私自身まだ信じられないんですけどね」
焦点の合わない眼でソレを見つめようとする先生の左脚を持ち上げる。さっきまで水音を奏でていた器官からはとろり…と勇の放った液体が溢れ、菊の蕾を濡らしていた。
私はそれを舌で舐めとり軽く味わうと、先生の蕾に舌を這わせた。
「もう、やめ…て」
枯れた声は今の私には届かなかった。物理的な無理を承知で先生の蕾を思いのままに貫いた。中が割けていくような感触がする。
勇がその時、どんな表情をしていたか私は記憶にない。ただ、先生が声にならない悲鳴を絶え間なくあげていた事は確かだと思う。

「先生がまさか初めてだったなんて、ね」
くったりと気絶する先生を、冷ややかに私は見下ろす。
涙と汗のせいで化粧が少し落ちて、グチャグチャに汚れてしまっている。
こんな事されて、他の教師にチクれるわけがないし、面白いものは見れたし、何より良いオモチャとして楽しませてくれた。
先生が何をしにこんなところへ来たかは分からないけど、とりあえずは「来てくれてアリガトウ」というところかしらね。

「先生…」
勇が気を失っている先生の左手を握りながら呟く。私に虐められていた時よりもずっとずっと切なそうな、悲痛な表情で。
「良かったじゃない、先生の事好きだったんでしょ?」
私の問いには答えずにうつ向いて黙り込む。
「何よ、せっかく私がお膳立てしてやったのに。こうでもしなきゃあんたなんて先生と一生関係は持てなかったわよ」
「千晶…様…」
「何よ、何か言いたいことがあるならはっきり言いなさいよ」
「俺は何されても構わないけど、もう先生に酷いことはしないで欲しいんだ…」
はぁ?と思わずにはいられない、悲劇の主人公のような発言。何でこんなにこの奴隷は頭が悪いのだろう。
「何を都合の良いこと言ってるのよ。あんたが先生を犯したくせに…先生だって『新田は守ってくれるどころか私にいやらしい事をした最低男』って恨んでるはずよ」
「…………っ…!!」
勇は返す言葉が見つからなかったのか、反論する気力さえないのか涙をぽろぽろ流して無言のまま泣き出した。
さっきまで先生の上で腰を動かしていたヤツとは思えないわね…と私が考えていたら、突然機械音が聞こえてきた。その音の発信元は先生の上着のポケットの中のようだ。
私は当たり前のようにポケットから先生の携帯を取り出した。どうやらメール着信のようらしい。
「あんな先生にもメールをやりとりするような仲の人なんているのね」
クスクス笑いながら私はメールを見た。メールは「待ち合わせに遅れてごめん。今からすぐ行くから待ってて」という内容で、仲のよい友人か恋人からのものだと思われる。それはいいのだが…問題は差出人のメールアドレスだった。
よく見知ったメールアドレス。私は驚きを隠せなかった。私の幼馴染みで、勇の親友の―アイツがなんで先生と…?
「勇、これ見てみて」
「何?」と言いながら勇が小さな液晶画面を覗く。そして、すぐに彼が表情を不安げに曇らせた。
「……え…これって…どういう事だよ?」

第一章

予定より遅れましたが第二章終了です。個人的には日常生活での祐子先生のキャラがなかなか掴めなくて表現し難かった…第三章も出来るだけ早めに書けたらなと思います。
今は主人公の名前と、ラストをどうしようか考え中だったり。自分でもまだ結末はどうなるか判らない状態ですが最後までお付き合い下さると嬉しいです。

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